BMW R1200GS LC試乗記 [BMW motorrad]

もう1週間も前の話で恐縮だが、4月15日 月曜日。

とても暖かくて良い天気だったのだが

ツーリングには行ってない。


とはいえ、天気が良ければバイク移動は当たり前。

急ぐ用件でもないので、トコトコとまずは

豊田市内にある、ナムチャイに行って

赤男爵で戴いたお食事券を消化。

ぶっちゃけお食事券以外で食べたこと無い(笑)


そして今回のタイトル、

かねてより試乗してみたいと思っていた

水冷エンジン化された BMW ボクサーツイン。

コレに乗ってみるべく、モトラッドトヨタさんへ。



01.jpg



早速新型の水冷GSに跨って…みる…

んんっ???

こんなにシート高いの???


と、思ったら、現在ローシートではなく

標準シートを装着してるので、850mmあるそうな。

加えて新型のDynamic ESAのおかげで、

キーオフの状態だと、ショックアブソーバが最強状態で

全くストロークしていない状態。

つまり沈み込まないから、シート高は空車のときのまま。

サイドスタンドだとかなり寝るほうだから

スタンドから起こすだけでも一苦労だがね。



身長172cmで短足な自分でも

どうにか両足とも親指の付け根までくらいは接地するから

平らなところなら不安は無い。

けれど少しでも傾斜がある場所では 停車したくないねぇ…

起こしてしまえば、そんなに重量感はない。

RTでも思うのだが、押し引きの転がり始めのフリクションの少なさは

摺動部の加工組み付け精度の高さを感じる。

カウルの組み付けは、モデルチェンジごとに安っぽくなってる気がしないでもない…



エンジンをかけてみる。

SOHCからDOHCになったときにも、ビートの強い音になったなぁ…

と、感じたがさらに一発一発の爆発感を感じる音になった。

小気味良い感じで、短時間の試乗では気分も高揚するが

長時間のツーリングでこの音量は疲れないだろうか?

爆音ではないので これは慣れの問題かもしれない。

トルクリアクションは弱く、空冷とは反対の左側へ。


02.jpg


吹け上がりは空冷ボクサーに比べて明らかに軽い。

RTに比べて、タコメーターが小さいのと

ナビステイがとても邪魔な位置にあるので

走行中はタコメーターの5000~8000rpmのあたりが少し見にくい。

クラッチはめちゃくちゃ軽い。

250cc並みと言ったら言い過ぎか?

それくらい軽い。

ウインカーは、当然だが左集中になってしまった。

左右独立式の方が、ウインターグローブのときは操作しやすいんだけどね。



店長より、今までの試乗よりもずっと細かくレクチャーを受けたのち

自分のRTの空冷ボクサーと同じ感覚でクラッチミート。


ん?

んんんんん???


なんだこのピックアップのよさは!


空冷ボクサーのRTが

スルスルスル~

っと加速すると表現するなら


水冷ボクサーは

クイクイクイ~

っと加速する感じ。

低速トルクは、排気量が3割くらいアップしたように感じる。

6速2000rpmからでも加速する!(RTだと最低2500rpmは欲しい)

なんだなんだこれは!


03.jpg


RAINモードでも低回転での体感トルクは、空冷ボクサー以上かも。

DYNAMICモードでは、SSを追い回せそう(笑)

RAINよりピックアップは良くなるんだけど、

バンクした状態からでも恐怖感無く、スロットルをガンガン開けていけるところは、

4気筒では真似の出来ない、ツインの良さだね♪



ブレーキの効き具合は、RTとは大差なし。

効き具合は充分。

比較的早期にリヤのABSが介入して来るのも同じ感じ。

この手の脚長系バイクなのに、フロントのダイブ無し。

わざと意地悪して、ガツン!とブレーキかけながら

ギャップのあるところを通過するような走りをしても

こともなげにスタスタ走り抜ける。

もともとBMW独自のサスペンションはそういった特性だが

さらに顕著になった感じ。



RTのように電動ではないが、スクリーンの高さを

ダイヤルで簡単に変えられるようになったようなので試してみよう。



写真は当方(身長172cm胴長短足)が乗車したときの目線。

【最低位置】


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【最高位置】


05.jpg



どちらの位置にしても、雑誌の提灯記事にあるほどの

おおげさなウインドプロテクションは感じられない。

無いよりは絶対に良いには違いないが。


しっかりしたウインドプロテクションのためなら

やはりRTくらいの巨大なスクリーンが必要であると思われる。

が、このGSのスクリーンは、歪みがとても酷いので

もしもこのカタチのまま巨大なスクリーンだったとしたら

きっと邪魔なだけだろうから、このくらいがちょうど良いと思われる。



水冷ボクサーツイン、空冷ボクサーツインに対して正常に進化していると思われる。

湿式多板になったことで、神経を使うことの無くなったクラッチに加えて

低速での分厚いトルク感。

試乗前に燃費計をリセットして、ぶん回して走り終えての燃費は18km/L。

これは普通に走れば確実に20km/L以上の燃費だろう。


いろんな意味でライダーに優しくなっているね。

足付きを除いて。


ただ、足付きに関してはローダウン仕様もこの先導入されるようだし

ローダウン仕様でも、Dynamic ESAが付くのはすばらしいね。



魅力たっぷりな、BMW motorradの水冷ボクサーツインと、それを搭載したR1200GS。

良いバイクであることは間違い無さそうなので、誰か買っちゃって(笑)

残念ながら、金銭的な余裕の無い自分は

今の空冷RTを、まだ乗っていこうと思う。

…けどGSっていいな。

このエンジン積んだRTってどんなだろう?

Roadsterもこのエンジン積んだら楽しそうだな。


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