SHOEI GT-Air インプレッション [Goods]

緒にマスツーリングに出掛けた仲間や、

ブログにアップした写真をじっくりご覧になられた方には

気付かれてる方もあるかと思うが、

先月よりヘルメットを新調して

『SHOEI GT-Air』

に変わっている。



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モーターサイクルショーに出品されていた記事を

いろんな雑誌やWebの記事で見るにつけ

「これはきっと、現在の自分の使い方に合ってる!」

と思い期待して待っていたのだ。


6月にはグラフィックモデルも国内販売スタートするようだが

すでに海外で販売されていたのをWebで見て、

イマイチパッとしないグラフィックデザインだったのと、

GSX-Rでも使うことを考えて、真っ黒で小柄な車体に

真っ黒なヘルメットでは、あまりに『被視認性』が悪かろう…

ということから、単色のルミナスホワイト(メタリックホワイト)とした。


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黒いつまみがインナーバイザー操作レバー。


ななめ後ろから



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は当方、いままではAraiのヘルメットの方が頭に合ってる気がして

ずっと使ってきたし、Araiのヘルメットには特に不満は無かったのだが

今回このGT-Airを使い始めてみて、自分の井の中の蛙ぶりに気付いた。



当方が購入時点でWebでは4諭吉弱の金額。

決して安価ではない。

店頭でよく似た機能を持つのに、ずっと安価な

OGK KABUTOのカムイと比べてみたが

インナーバイザーの動きとか、シールドの剛性感などに

やはり価格なりの差を感じた。

GT-Airだと、ピンロックシートが標準装備なこともポイント高し。。




このGT-Air、見た目の第一印象は、帽体がでっかい!

後頭部に突起があったりするから余計そう見えるのかも。

ただし持ってみた感じは、通常のフルフェイスと変わらない感じがする。






て、最大の特徴でありかつ、ウリでもあるだろうインナーバイザーについて。

外から見るほど内側からの視界は真っ黒ではないが

ここんとこ急に強くなってきた陽射しを和らげるには充分。

残念に思うのは、インナーバイザーの出し入れの方向と

つまみの操作方向が感覚的に逆であると言うこと。


つまみを上げるとバイザーが降りてきて、

下げるとバイザーが上がるというのは

構造上仕方がないのだろうけど、慣れるまではついつい反対に操作してしまう。



マイクロラチェット式チンストラップは、想像以上にとても使いやすく

これを使い始めたら、通常のDカン方式がまどろっこしく感じる。

自分はよく、グローブまで装着してしまってから

あご紐を装着し忘れたことに気がつくオッチョコチョイなので

グローブをした状態でも、キャッチもリリースも簡単に出来るこの構造は

非常にありがたい。


ヘルメットホルダーに装着するために、一応Dカンも

シングルで装着されているが、このDカンは小さめなので

ヘルメットホルダーへの装着は、お世辞にも楽だとは言えない。



これら特徴については、メーカーのサイトも参照いただくと良いかも。

【メーカーサイト】

http://jp.shoei.com/products/ja/helmet_detail.php?id=454




先ほど見かけが大きく見えると書いたが、実際の重量がどのくらいあるか

自宅のヘルスメーターで計ってみた。

ただこのヘルスメーター、刻みが200g単位なのでかなりアバウト(汗)



ここでは当方所有ヘルメットの中から、特に最近使用頻度の高かった

Arai MZ (ジェットヘルメット)

Arai RX-7 RR5 (フルフェイス)

も同条件で計ってみた。

ちなみにそれぞれ、KTELのインカムマイクとスピーカーが仕込んである。

上の写真ではまだ組み込んでなかったが、GT-Airにも

重量計測時にはインカムマイクとスピーカーを仕込み済み。



『GT Air』


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『MZ』



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『RX-7 RR5』



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こうしてみると、ジェットヘルメットの軽さが際立つが

フルフェイスヘルメット同士で比べたら、実際装着したときに

体感できるほどの重量差は、ほぼ無いと言ってよいかもしれない。




並べてみると、あらためてAraiのヘルメットってコンパクトだな…って思う。

ただ走り始めたときの、ヘルメット内の静かさ。

以下のMotoBasicさんとこの動画でもレポートされてるが

これだけは、圧倒的に

「SHOEIさん!良い仕事したね!!!」

と、使い比べた自分が自信持って言える。

これまでの速度感覚が狂いそうなほどの静粛性…と言ったら言い過ぎか?

すばらしい!


【Moto Basic】

http://motobasic.com/modules/movie/index.php?content_id=308




それゆえに、KTELのインカムつけたら、

その風切り音がやたら目立つようになったので

GT-Airからは、取り付けたインカムキットを結局外してしまった。

それくらい元々の帽体の風切り音が少ないのだ。



あと、これはあまり期待していなかっただけに

嬉しい誤算だったのが、換気性能。

換気を良くしようと思って、ダクト類が増えるとどうしても

風切り音の面で不利になるのだろう。

実際RX7-RR5では、高速走行時に少し首を捻ると

途端にダクトが「ピョォ~♪」と

ありがたくない音色を奏でてしまう(笑)



GT-Airにはダクトがとても少ない。

が、この少ないダクトがとても良い仕事をしている。


ダクトが良いというよりは、帽体内の通風チャネルが良いのか?

ただ帽体に、導風口を開けてあるだけでなく

そこから帽体内に落ちてきたエアを、発泡ウレタンのチャネルで流し

その先の着脱インナーにはちゃんと穴があけてあり

せっかく入ってきたエアを、インナーで遮らずに

ちゃんと頭皮に向かって当てる設計になっている。



今週の月曜日、ほとんど休憩取らずに走り回ったのだが

頭のどこか痛くなるポイントも無く、快適だった。



今回はRR5がかなりくたびれてきたこともあって、

フルフェイスのGT-Airを選んだのが、こんなに良い感じならば

ジェットのMZがくたびれたら、インナーバイザーの仕込まれた

SHOEI J-Cruiseも候補に入れておこうと思った。


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