K1600GTL実車詳細検証 [BMW motorrad]

6月6日~7日はこの時季にしては珍しく
2日とも好天に恵まれて、日記ネタ的には盛りだくさんなのだが
盛りだくさんすぎるので、順番を追ってレポートしていきたい

まずは6日 月曜日。
週間天気予報では月曜も火曜も、曇りとか曇り一時雨とかの予報だったのに
寸前になって晴れとか、曇りでも降水確率はかなり低くなっていた。

雨なら車でモトラッド豊田さんへ、スタンプラリーのエントリーに
行こうかと思っていたのだが、どうみても晴れそうなので
バイクで行くことにする。

最高気温の予想は28度。
この暑さの中、冬の防寒性能が良い分、夏は猛烈に暑いといわれる
R1200RTはどのくらい暑いものか…

朝はETC通勤時間帯割引に強引に合わせる為に
9時少し前に高速に上がれるように、自宅を出る時間を調整したつもりが
想像以上に混雑していて、料金所通過時刻はバイクの時計で8:58だった。
ピッタリに合わせてある自信も無いのでちゃんと割引時間帯に
入ってるかどうか心配しながら高速へ。

あまり早く着きすぎても仕方ないので、上郷SAで休憩。
このSAにスマートICが出来たら、モトラッド豊田には一番近いんだろうけどね。

それにしても月曜の二輪用駐車スペースはガラ空き。

ぽつーーーーーん…

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コーヒーを飲みながら、しばらくボケーッとした後豊田東ICで下りる。
ETCはちゃんと通勤時間帯割引されてた。

モトラッド豊田の近くの麦畑があまりにいい色してたんで
麦畑をバックに写真を撮る。

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金色の麦畑をバックにバイクを撮るのは、ZZR1400でもジェベルでも
やってるんだけど、なんか無機質なバイクとの相性がいいので好きだ。


麦畑からは数十秒(笑)でモトラッド豊田に到着。

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おお!センターステージに神々しく収まるのはK1600GTLではござんせんか。
1600ccもの排気量の横置き6気筒エンジンを、どう収めたら
こんなにスリムになるのか???

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写真でみるよりも、実車でみてもらうと良くわかるのだが
アッパーカウルはR12000RT並みのボリュームがあるのだが
エンジンの横幅は、6本出たエキマニを見ない限り
そこに6気筒エンジンが納まってるとは想像できないスリムさだ。

メーター周りの造型はちょっと凝り過ぎたか???
キライではないが、一見ちょっと煩い造型。

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実際にまたがってみて、当方がライディングポジションをとると
目の前の視界はこんな感じ。

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電動スクリーンは目いっぱい下げていても、目の前の路面はスクリーン越しになる。
ただ、スクリーン両端でのゆがみはほとんど気にならないレベル。
写真ではフレームアウトしているが、ミラーの視認性は良好。
このあたりはR1200RTよりも、かなり秀でている部分だと感じた。

ちなみに足つきは身長172cmの当方で、両足かかとまでベッタリで
さらに軽くひざが曲がるくらい。
ちょっと低すぎる。
もう4~5cm高い方がよさげ。それならスクリーンの上越しの視界になるだろう。

メーター上の四角いスペースにはzumo660のOEMのモトラッドナビが
スッポリ収まる。
ディーラーの情報だと、このスペースにはモトラッドナビは使えるが、
同じZUMO660 OEMでも、HONDAのギャザスはじめヤマハ銘柄の物も
本家本元のガーミンのものも使えないそうだ。
それはセコイぞ>BMW motorrad

タンデムシートにも座ってみたが、これまた作りは文句なし。
ゴールドウイングには負けるけど。
これにさらにアームレストまで付くらしいが、まだBMW japanの方でも
どんな物なのか見た人は居ないらしい。

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サイドには誇らしげに『6』の文字が。

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何かで読んだのだが、K1600のエンジンを手がけたエンジニアは
それまでは4輪部門で6気筒時代のM3の開発をしていたそうだ。
期待の持てそうなエンジンだね。

パニアケースとトップケースが標準装備されるが、
その中はこんな感じ。

パニアケース

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トップケース

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パニアケースは外観から見る容量は、R1200RTに標準装備のものと
よく似ている感じだが奥の上部の出っ張りが意外と大きい。
ただしRTのパニアケース用に出てる純正のパニアケースインナーバッグは
このケースでも問題なく使えるそうだ。

それぞれのケースは、付属のリモコンで集中ロック可。

トップケースはダンパー支持。内部照明つき。
さらにケース下半分の内側は起毛処理?がしてありソフトな肌触り。

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純正装備のオーディオスイッチは、RTの物に比べると簡略化された印象。
その分ハンドル左のスイッチボックスがえらい事に…
その点は現行RT(DOHC)も同じなんだが…

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その下には鍵の掛けられる小物入れあり。

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当方の携帯電話を入れてみたが、たいした物は入らないだろう。
ETC本体も入らないかも。
シート下にはほとんどスペースが無いようだから、
ETCの取り付けはどうするのだろう?

反対側の同じような位置にも同じような小物入れがあるが
そちらはiPod専用って感じだった。

シフトリンケージは、YAMAHA YZF-R1ばりのながーいロッドが。
S1000RRや、K1300Sなどについている、シフトアシストが付いていないのが不思議。

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ステップは幅広。バンクセンサーが無いなぁ。
てかそういう走り方はするなってか?(笑)


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ヘラーソケットは右側のこんなところに。


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このフォグランプは標準装備だそうだ。

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全体に細部にわたって高級感のにじみ出ていて、
ガレージに置いてあるのを眺めているだけでも
所有する満足感を得られるバイクだと思う。

エンジンをかけることは出来なかったけれど、
出来が悪いわけが無いだろうと思わせるに充分な
質感を感じさせるオトナの高級バイクだね。

褒めまくったけど、個人的に気に入らない点も無いわけではない。
マフラー出口は、2本出しでそれぞれに3個で計6個の
穴が空いているのだが、そのうちホントの出口は各1個ずつ。
それ以外はダミー。
ダミーでもいいけど、覗けばすぐにわかる位置で塞いである構造は ちょっと許せない。
どうせ騙すなら最後まで騙してくれ(笑)


全体にはすばらしいでき栄えのツアラーだ。
アガリバイクとしては文句は無いだろう。

試乗出来る車両があったりしたら、マジでグラリと来そうな感じ。
重すぎてグラリ?それもあるかもね(笑) なんせおよそ350kgの巨漢ぶり。

試乗車が無いことが、かえってラッキーだったといえるかも。
だからといって
「○○に試乗車あるよ~」
なんて情報は不要だからねっ!(笑)


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タグ:K1600GTL BMW R1200RT
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