湖の中心で、鉄をさけぶ [ツーリング(R1200RT)]
前回の記事のつづき
前回よりさらに鉄分濃度が高いのはご容赦を…
奥泉駅で井川行きのアプト線に乗ったのが13:11。
ゴトンゴトンと大げさすぎるくらいの列車らしさを感じさせながら、
奥大井の渓谷沿いを、小さな列車は進んでいく。
時刻表によると13:25、アプトいちしろ駅に到着。
ここから先の急傾斜を上がる為に
現在日本で唯一のアプト式の路線が敷かれたらしい。
前の記事で、線路にラックが敷いてあると書いたが
線路と線路の間の黒いギザギザなのがそのラック。
このラックに、動輪軸についた歯車を噛ませて急傾斜を上がるらしいのだが
この駅で、その動輪軸に歯車歯車の付いたディーゼル車を
後方に連結する作業をするらしい。
そのディーゼル車がやってきた。
コッチの車両の方が、ちょっと綺麗だな。
はーい、連結しまーす!
そろーりと近づいてきて…
合体!
後方に連結されたディーゼル機関車(?)
20thの意味はよくわからないが…
へ~!日立製作所製なんだ。
平成元年製…ってことは、20thって意味は
製造20年目に、車体のお色直しでもした折に書き込まれたのかもね。
そしてこちらは乗り込んだ時から、客車の最後尾についていた動力車。
コッチはかなり古そうだよなぁ…と思って見てみたら…
昭和61年製…ってことは、あとから連結された動力車よりも
3年くらい古いだけ?
こちらは日本車両製らしい。
連結作業をする関係もあり、この駅での停車時間は結構余裕がある。
ホームから少し降りたところでは、かしわ餅を売っていた。
客車の扉の開け閉めは、当然のように手動。
乗り込んだら自分で閉めてもいいんだけど、
車掌さんが閉めてくれちゃった(笑)
この車掌さん、茶髪ロン毛でイケメン。
どーでもいいけど。
(可愛い駅員さんに比べて、当方の扱いがぞんざいなのは勘弁)
再び次の駅に向けて発車~!って時に
ちょうど同じ車両に乗り合わせた老夫婦に
「これ、良かったらどうぞ。」
と言われ、先ほどホームの近くで売っていたかしわ餅をもらっちゃった。
カイヤさんにも言われたんだけど、なんだか自分って
ツーリング途中で、こうやって見ず知らずの人から
食べ物をいただくことが多い。
――そんなにひもじそうに見えるのかなぁ?
このかしわ餅、ずっと同じところを持っていられないくらい
アツアツなんだよね。ちょっとビックリ。けどうまうま。
おじいちゃん、おばあちゃんありがとうね♪ごちそうさまm(__)m
我々を乗せた列車は、右手に大きな長島ダムを眺めつつ急勾配を上がり
長島駅に到着。
列車に向かって手を振る人もいたり。
この長島駅で降りた人は、このすごく小柄なおばあちゃんだけ。
ノートを持っていて、先ほどの連結作業をしていた駅でも
駅員さんに、質問しながらメモを取っていた。
とても勉強熱心なおばあちゃん。
このあとさらに急勾配を上がる列車は、ひらんだ駅へ。
その先のトンネル内では、ゆっくり走る列車ならではの
トンネル内で電光パネル掲示。
普通に走る列車だったら、動体視力への挑戦状(笑)
ブレててわかりにくい画像なのが申し訳ないが
こういったパネルがトンネル内に掲示してある。
パネルの左が、このアプトラインのキャラクターらしい。
が、カイヤさんには「サザエさん?」と言われ、
当方には「あたしンち」のお母さん?と言われる始末。
トンネルを抜けると、この赤い鉄橋が見えてくる
鉄橋から左を見ると、ダム湖に沈んだ旧井川線の
電柱(?)だけがダム湖から頭を出している。
13:52 我々が下車予定の『奥大井湖上駅』に到着。
奥大井湖上駅は下の地図を見てもらうと解るように
半島のようにダム湖に突き出した突端にある駅だ。
衛星写真だとこんな感じ。
…えらくオトコらしさあふれる半島だこと(笑)
中部の駅100選にも選ばれているらしいが
なんだか突っ込みどころ満載な香りのする駅である。
まずはホームから見上げたところにあるコテージ???
誰か居るのか?
さすがに近づこうという気持ちにもならなかった。
そしてホーム脇にあるこれ。
知多半島の野間灯台にあるようなものか?
南京錠がブラブラ。
中にはこんなのも…
手錠って…ちょっと…
すっかり日焼けしてるこのポスターにいたっては
「湖の中心で、愛を誓う」って…もうこれ以上は言うまい(笑)
さて、ここからはハイキング。
1区間山奥の、接阻峡温泉駅まで歩くぞ!
つづく。
ポチッとしてもらえると、さらにつづきのツーレポがんばるよ(笑)
にほんブログ村
あ、そうそう、突っ込みどころの極めつけは
駅の待合ベンチにあったこの落書き帳。
駅とは何の関係も無いんだけどね…
左上と右下のギャップに吹いた…
前回よりさらに鉄分濃度が高いのはご容赦を…
奥泉駅で井川行きのアプト線に乗ったのが13:11。
ゴトンゴトンと大げさすぎるくらいの列車らしさを感じさせながら、
奥大井の渓谷沿いを、小さな列車は進んでいく。
時刻表によると13:25、アプトいちしろ駅に到着。
ここから先の急傾斜を上がる為に
現在日本で唯一のアプト式の路線が敷かれたらしい。
前の記事で、線路にラックが敷いてあると書いたが
線路と線路の間の黒いギザギザなのがそのラック。
このラックに、動輪軸についた歯車を噛ませて急傾斜を上がるらしいのだが
この駅で、その動輪軸に歯車歯車の付いたディーゼル車を
後方に連結する作業をするらしい。
そのディーゼル車がやってきた。
コッチの車両の方が、ちょっと綺麗だな。
はーい、連結しまーす!
そろーりと近づいてきて…
合体!
後方に連結されたディーゼル機関車(?)
20thの意味はよくわからないが…
へ~!日立製作所製なんだ。
平成元年製…ってことは、20thって意味は
製造20年目に、車体のお色直しでもした折に書き込まれたのかもね。
そしてこちらは乗り込んだ時から、客車の最後尾についていた動力車。
コッチはかなり古そうだよなぁ…と思って見てみたら…
昭和61年製…ってことは、あとから連結された動力車よりも
3年くらい古いだけ?
こちらは日本車両製らしい。
連結作業をする関係もあり、この駅での停車時間は結構余裕がある。
ホームから少し降りたところでは、かしわ餅を売っていた。
客車の扉の開け閉めは、当然のように手動。
乗り込んだら自分で閉めてもいいんだけど、
車掌さんが閉めてくれちゃった(笑)
この車掌さん、茶髪ロン毛でイケメン。
どーでもいいけど。
(可愛い駅員さんに比べて、当方の扱いがぞんざいなのは勘弁)
再び次の駅に向けて発車~!って時に
ちょうど同じ車両に乗り合わせた老夫婦に
「これ、良かったらどうぞ。」
と言われ、先ほどホームの近くで売っていたかしわ餅をもらっちゃった。
カイヤさんにも言われたんだけど、なんだか自分って
ツーリング途中で、こうやって見ず知らずの人から
食べ物をいただくことが多い。
――そんなにひもじそうに見えるのかなぁ?
このかしわ餅、ずっと同じところを持っていられないくらい
アツアツなんだよね。ちょっとビックリ。けどうまうま。
おじいちゃん、おばあちゃんありがとうね♪ごちそうさまm(__)m
我々を乗せた列車は、右手に大きな長島ダムを眺めつつ急勾配を上がり
長島駅に到着。
列車に向かって手を振る人もいたり。
この長島駅で降りた人は、このすごく小柄なおばあちゃんだけ。
ノートを持っていて、先ほどの連結作業をしていた駅でも
駅員さんに、質問しながらメモを取っていた。
とても勉強熱心なおばあちゃん。
このあとさらに急勾配を上がる列車は、ひらんだ駅へ。
その先のトンネル内では、ゆっくり走る列車ならではの
トンネル内で電光パネル掲示。
普通に走る列車だったら、動体視力への挑戦状(笑)
ブレててわかりにくい画像なのが申し訳ないが
こういったパネルがトンネル内に掲示してある。
パネルの左が、このアプトラインのキャラクターらしい。
が、カイヤさんには「サザエさん?」と言われ、
当方には「あたしンち」のお母さん?と言われる始末。
トンネルを抜けると、この赤い鉄橋が見えてくる
鉄橋から左を見ると、ダム湖に沈んだ旧井川線の
電柱(?)だけがダム湖から頭を出している。
13:52 我々が下車予定の『奥大井湖上駅』に到着。
奥大井湖上駅は下の地図を見てもらうと解るように
半島のようにダム湖に突き出した突端にある駅だ。
衛星写真だとこんな感じ。
…えらくオトコらしさあふれる半島だこと(笑)
中部の駅100選にも選ばれているらしいが
なんだか突っ込みどころ満載な香りのする駅である。
まずはホームから見上げたところにあるコテージ???
誰か居るのか?
さすがに近づこうという気持ちにもならなかった。
そしてホーム脇にあるこれ。
知多半島の野間灯台にあるようなものか?
南京錠がブラブラ。
中にはこんなのも…
手錠って…ちょっと…
すっかり日焼けしてるこのポスターにいたっては
「湖の中心で、愛を誓う」って…もうこれ以上は言うまい(笑)
さて、ここからはハイキング。
1区間山奥の、接阻峡温泉駅まで歩くぞ!
つづく。
ポチッとしてもらえると、さらにつづきのツーレポがんばるよ(笑)
にほんブログ村
あ、そうそう、突っ込みどころの極めつけは
駅の待合ベンチにあったこの落書き帳。
駅とは何の関係も無いんだけどね…
左上と右下のギャップに吹いた…
どう見ても鉄だ。
よもや違うとは言わせないど~
by にゃびのママ (2011-12-03 11:49)
線路を通すための技術ってすごいよね。
スイッチバックもよく考えたなーっておもうけど、アプトに至っては究極かも。
by yosi (2011-12-03 12:34)
列車、そんなに古くないのにドアが手動で走行中も開閉可能なんですね。
ハートに手錠、ちょっと怖すぎ。
by さる1号 (2011-12-03 21:36)
あっしは開通したときにXL250Sで行って記念きっぷを買いました。でもどこにしまったのやら見つかりません。あれから23年も経ったのですねー。体にガタが来るはずです。
by MHR (2011-12-03 22:03)
>にゃびのママさん
nice!とコメントありがとうございます!
今回のタイトルは『湖の中心で、鉄ではないと叫ぶ』にしようか迷った…
ってとこに迫るコメントですね(笑)
鉄道は嫌いじゃないんですけど(特に古いもの)
ならば詳しいかって言うと、実はまったく知らないのですよ。
実際古いのかどうかが問題じゃなくて、ビジュアル的に古ければいいだけだし。
古い列車を見ると、その列車に乗った何千、何万という人たちの
ワクワクする気持ちを、いっぱい乗せて走ったんだろうなぁ~
って思って眺めてしまうのです。
by たんたん (2011-12-03 22:21)
>yosiさん
nice!とコメントありがとうございます!
ほんと、自分は真正鉄ちゃんではないので
あまり詳しいことになっちゃうとサッパリなのですが
スイッチバックはなんとなくわかります。
…切り返すヤツですよね?(笑)
このアプトラインの急傾斜ってのも、見てる分にはたいした傾斜には見えないのですが
古くて重くて非力な列車を上げるには、こういった方法しかないんでしょうね。
素晴らしい知恵と技術だと思います。
by たんたん (2011-12-03 22:25)
>さる1号さん
nice!とコメントありがとうございます!
そうですね、自動(車掌さんが開ける)のに慣れてしまっている身では
ついつい扉が開くまでボヘーと待っちゃいます(笑)
そういう人が多いのか、車掌さんがササッと開け閉めに走ってます。
手錠、なんかヤですよね(笑)
湖の上で、愛を誓って手錠ですよ?
いかにもちょっと…ねぇ…
by たんたん (2011-12-03 22:30)
>MHRさん
nice!とコメントありがとうございます!
MHRさんは鉄分濃度が高そうですね~
23年…ってことは平成元年から観光営業運行されているってことなんでしょうかね?
自分は乗りながら
「う~ん、昭和の香りが漂う~」
なんて思ってたのにそうか、平成のモノなんだ(汗)
23年前…自分はYAMAHA FZ250フェーザーに乗ってた頃だ…
by たんたん (2011-12-03 22:37)
こんな秘境線があったとはびっくり!
碓氷峠の廃線跡がアプト式でしたが
動いてるのは見れなかったので
これは貴重ですね。
なんちゃって鉄ちゃんですので乗りたいです。
by 響 (2011-12-04 11:35)
>響さん
nice!とコメントありがとうございます!
秘境線…そうですね、そういう表現がぴったりな雰囲気の路線ですよね。
碓氷峠もアプトときいて、思い出した!
2年前に訪れた眼鏡橋のところが、廃線跡を歩けるようになっていて
そこがたしか『アプトの道』って言うんですよね!
いやぁ~アプトってどこかで聞き覚えがあるんだけど…
けど国内唯一って書いてあるし、どこで見聞きしたのだろう…?
って思っていたんですよ。
いやぁ~なんだかスッキリしました(笑)
この井川線(みなみアルプスあぷとライン)へ行かれる時は
良かったらご案内しますよ♪
ただし当方の都合が月曜日限定ですが(笑)
週末よりは、平日の方が落ち着いて見学できると思います。
by たんたん (2011-12-04 22:14)
鉄分濃度てなんのこっちゃ?と思ったのですが
こういうことでしたか(´ー`*)
バイクには及ばないかもしれないけど
列車もいいですよね。いい刺激の振動伝わってくるし。
たんたんさんもツーは中身濃いですな!
で、頂きものが多いというのもビックリ。
もらったことない。
by ウサコ (2011-12-04 22:41)
"えらくオトコらしさあふれる"に 笑うまい、突っ込むまい、コメントすまいと思ったのにしてしまった~。悲しい性。
この手の錠て何処にでもあるんですね。
「湖の中心で、愛を誓う」 でも この漢字入れ替えたらやばいんじゃないの 〇〇の名所なんてことないですよね。
by SAM (2011-12-05 12:48)
>ウサコさん
なんのこっちゃ?…って思う方が普通かもしれないです(笑)
自身初めての、バイクツーと列車旅のコラボなんですが
思ったより楽しくて、これはこれでアリだと思いました。
欲をいえば一泊くらいで行ければ、時間の余裕ももう少しあったかも…
って思います。
ものがもらえるのは、自分はなにか
ろくなもの食ってなさそうなオーラを出しているのかもしれませんねぇ…(+o+)
by たんたん (2011-12-05 16:11)
>SAMさん
そんな、SAMさんらしくもない。
心のおもむくままにコメント入れてくださってよろしくてよ(笑)
誰も"えらくオトコらしさあふれる"に突っ込んでもらえないと
それはそれで寂しいモノがありますから゚(゚´Д`゚)゚
○○の名所って…ナニ?(’◇’)
まぁいろんな意味でB級スポットかもしれませんが
そういったものがお好みでしたら、愛知県小牧市にたくさんありますよ。ご案内しましょうか?(*^^)v
by たんたん (2011-12-05 16:16)